同人誌やWeb漫画に使える!Adobe Fontsの貂明朝アンチック
2023/11/21 (火) - 00:00 Design
Adobe Fontsで新たに「貂明朝アンチック」というフォントがリリースされました。その名の通りアンチック系の書体で、漫画のセリフなどで使える書体になります。漫画同人誌での利用のほか、ブログやX(旧Twitter)で掲載するWeb漫画など活用の場面が多くなりそうです。
しかも、Adobe IDを持っていればAdobe Fontsから無料でダウンロードできるので、Adobe CCを契約している人は即使えて非常に便利です。早速使ってみました。
アンチック体は昔からの名残の書体で、ひらがなやカタカナが明朝体、漢字がゴシック体であることが特徴。さらに貂明朝アンチックはウェイトが6種類用意されており場面に合わせて調整可能です。
漫画独特の嘆符・疑問符も縦書きに対し横並びになるなど扱いやすく種類も多いです。従来はPhotoshopやIllustratorなどで縦中横のオプションを利用する必要がありましたが、その必要もなく自動で横並びの入力が可能です。
OpenTypeフォント機能の[前後関係に依存する字形]をオンにすることで、音を引き伸ばす長音の棒や波線も描写されるなど、非常に使い勝手が良いです。
同じくAdobe Fontsから入手できるアンチック体のしっぽりアンチックと比較します。
しっぽりアンチックと比較すると、貂明朝アンチックは仮名と漢字のサイズのバランスが調整され仮名が小さくなっています。また、しっぽりアンチックはウェイトが1種しかダウンロードできないのに対し、貂明朝アンチックは6ウェイトあるので表現の幅が広がります。
長音の音引きや嘆符・疑問符の表現も貂明朝アンチックのほうが豊富なので、貂明朝アンチックを選択するのは有りなのではないでしょうか。
おしまい♥
タグ:Photoshop
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