プロジェクトが終了したら反省会をやろう
2023/09/09 (土) - 00:00 Others
プロジェクトを開始するときは。キックオフミーティングなど行うかと思います。プロジェクトが終了したら「お疲れ様!」で打ち上げするだけでなく、それと同様にちゃんと反省会をしましょう。
完了したプロジェクトにおいて、受注の経緯からプロジェクト開始〜企画〜開発・制作〜リリースに至までに発生した問題や出来事を事細かに分析してみましょう。
反省点、問題点を洗い出す
プロジェクトは1人だけでやるわけではありません。ミーティングは可能な限り営業、マネージャー、ディレクター、プロデューサー、プランナー、デザイナー、エンジニア、プログラマ…など社内でプロジェクトに関わった人間全員参加できるようにしたい物です。
まず、プロジェクトの進行に問題は無かったのか?ということが重要なことだと思います。たとえば…
- スケジュールはきちんと守れたか?
- 見積もった予算通りに稼働出来たか?
- コスト・工数・スタッフィングは適切だったか?
- 進行管理はきちんと出来たか?
- 先方とのトラブルはなかったか?
- 社内でのトラブルはなかったか?
- 提案・企画・仕様設計にミスはなかったか?
- 進行はスムーズだったか?
- 遅延が起きた場合、どこで発生したか?
- 外注や社外のスタッフとも円滑な応対が出来たか?
- 検品・確認・テスト・デバッグを問題無く行えたか?
- リリース後にトラブルやクレームがなかったか?
…などなど。
問題点を洗い出すことで「どうしてそうなったのか」「どこが悪かったのか」「どうすればよかったのか」をスタッフ同士で議論することが出来ます。そして「次からはどう解決すればよいか」という糸口が見いだせれば、問題解決策も明確になります。
「先方との対応に問題があった」「ディレクターの指示が分かりづらかった」「スケジュールと工数管理が見合わず残業が増えた」..など、大きな事も細かい事限らずそれぞれの立場からも問題点を定義することで、スタッフ各々がいままで気がつかなかったことへも意識できるようなり、業務がさらに円滑になり問題の再発防止にもなるかと思います。
良いところは褒め合おう
悪いことだけいいあってもネガティブになるだけです。プロジェクトを通じて良かったところ、うまくいった所などを意見することも重要です。スケジュール通りに納品できた等の大前提は勿論ですが、そう言うことだけでなく業務というプロセスに掘り下げて考えていきます。例えば…
- 企画・デザインをクライアントに喜んで貰えた
- 指示の対応がとても分かりやすかった
- ファイル管理が徹底していて分かりやすかった
- 資料やマニュアルやドキュメントがしっかりしていた
- トラブル発生時即座に対処できた
- 分からないところはスタッフ同士で協力し問題解決できた
- 楽しく業務に専念できた
- 新しい技術が習得できた
- 問い合わせが急増した・SNSでバズッた
さらには
- クライアントからの感想やフィードバックの共有
- リリース後の数値の反響の共有(PV数、インプレッション数、エンゲージメント数、問い合わせ数、売上等)
- エンドユーザ(一般利用者)からの反響・SNSでの反応等の共有
良かった点は次からはさらに良くなるように意識できれば良いですし、なにより他人の仕事を見るという行為も大切なことです。
他のスタッフに「もっとこうすればよかった」「ここがよかったから参考にしたい」などアドバイスをして互いの信頼や団結を高めたりすることも励みに繋がりますし、自分が褒められればモチベーションも上がります。他の人の良いところや行動は自分も積極的に取り入れられるようにすると、業務進行、品質、CS向上にも繋がっていくと思います。良い仕事をすれば、またお仕事を発注いただく機会も増えるかもしれません。
プロジェクトの成功/失敗関係なく、それを次の力にする
プロジェクトが成功していようが失敗していようが関係なく、話し合う場を設けることが大切だと思います。意見交換会をすることで、次のプロジェクトに今回の反省点を生かし、良い部分は積極的に取り組み、モチベーションを上げることが目的です。
反省会で見いだした反省点、ナレッジ、ノウハウ、を社内で共有し積み重ねることで、今後の仕事の完成度やクオリティがより高まり、それらはスタッフ個々は勿論のこと、プロジェクトチームの力になり、さらには会社の財産にもなります。
おしまい♥
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