FTPクライアントソフトを使って、[PC]→[踏み台サーバ A]→[ターゲットサーバ B]というような、踏み台経由でないと接続できないサーバに接続したいとき。FTPクライアントソフトの中には踏み台を設定できるソフトもありますが、ない場合はSSHトンネル（SSHポートフォワーディング）を使えば簡単にできます。

いつでも簡単に踏み台に接続できるように、ssh/configに以下の設定を予め書いておきます。

Host SERVER_SAMPLE
 HostName {踏み台サーバAのIPアドレス}
 User {踏み台ユーザ名}
 Port {踏み台ポート番号}
 GatewayPorts yes
 IdentityFile ~/.ssh/*******
 LocalForward {トンネル用ポート番号} {ターゲットサーバ BのIPアドレス}:{接続先ポート番号}

ここポイントは、LocalForwardの部分でローカルポートフォワードといいます。これはローカルホストのポート番号をターゲットサーバに転送する、というものになります。完了したら…

$ ssh SERVER_SAMPLE

コマンドで正常に踏み台に接続できること確認ください。次に、FTPクライアントソフトの設定をします。ここで接続先ホストをローカルホストに。ポート番号を、トンネル用ポート番号を指定します。ユーザ名とパスワード（鍵）などは、ターゲットサーバーのものを入力します。

接続する場合、予めsshで踏み台サーバに接続しておきます。その状態でFTPクライアントソフトでターゲットサーバに接続します。切断する場合はFTPクライアントソフトをログアウト（終了）し、最後に踏み台サーバをログアウトします。

おしまい♥

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